私の友人は看護師で、自他共に看護師の仕事は彼女の天職だと認めるほど彼女はその仕事が好きです。
それでも彼女が割り当てられている病棟は年配の患者さんが多いので、最後を看取る機会も多く、その度に命の尊さや人間としての尊厳について考えさせられると言います。
ある時彼女が患者さんが亡くなると看護師さん達が「エンゼル、エンゼル」って言うんだけど何のことだか分かる?と質問してきました。
亡くなったことの婉曲表現かなぁ、と答えると、病院では亡くなった患者さんにいわゆる死化粧を施すことを含む死後処置のことをエンゼルケアと言うことを教えてくれました。
亡くなられた方の最後をふさわしい姿に整える為に化粧を施したり、外観を清潔に整える為の最期のケアまで看護師さんがするというのはこの時始めて知りました。
これまでにも看護師さんの仕事って偉大だなぁと感じていたのですが、亡くなった後までその方が人間としての尊厳を保てるようなケアを施してくれる看護師さんの働きを知って痛く感動したのを覚えています。
いつも仕事で死を意識するというのは必ずしも容易ではなく時にはストレスにもなると思いますが、それでもこの仕事をこよなく愛している彼女がなんだか眩しく感じられました。